こんにちは。boo booです。
私は病棟看護師として8年ほど働いていましたが、2023年6月に退職しました。
次の職場を決めるでもなく、晴れて無職となりました！
とりあえず失業給付をもらえる間はゆっくり過ごそうと思っています。
看護師として仕事を続けるかどうか悩んでいる人に向けて参考になれば幸いです。
看護師を辞めようと思ったきっかけ
どこもそうだと思いますが、私の勤める病棟は万年マンパワー不足に悩まされていました。
病棟のマンパワーが不足すると看護師は疲弊するし、ミスも多くなります。
そうすると患者さんに提供するケアに満足ができなかったり、家族からクレームを受けることも多くありました。
また夜勤も多く体力的にも精神的にもすっかり疲れてしまいました。
そうやって必死に働いているうちに、気付くと30代後半という年齢になっていました。
このまま一生病棟看護師として働き続けるよりは、何か他の新しいことをしてみたい、と思うようになりました。
30代後半で具体的に何をするのか決まっていない状態でいきなり退職することは無謀だとは理解しているのですが、心が動いてしまったので仕方ありません。
辞めるまでに考えたお金の話
●看護師資格があれば再就職しやすいし、時短でも働ける
●税金・社会保険料がいくらかかるか
●貯金がいくら必要か
●失業給付
●家族の理解
再就職について
私は再就職先を決めずに辞めましたが、それは看護師は資格さえあれば再就職もできますし、アルバイト等働き方もある程度自由に選べるという事情もあります。
また、数年前からyoutubeでお金の勉強系のチャンネルで勉強を始めたことも大きいです。家計管理や投資の勉強をすることで将来のお金に対する不安が少し減りました。
今はネット上でたくさん良い情報が得られるので自己学習をすることが大切だと思います。
税金・社会保険料がいくらかかるか
退職後の税金や社会保険料がいくらかかるのかシミュレーションしました。
税金・社会保険料は大きな負担になるので予め調べておかないとびっくりすると思います。
健康保険の任意継続 約30,000円
国民年金 約16,000円
市民税 約20,000年
計 約66,000円
私の場合は月に約6,6000円かかります。けっこう大きいですよね。
今は貯金を切り崩しながらなんとか耐え忍んでいる状態です。
貯金がいくら必要か
貯金については、毎月かかる固定費からいくらあればどれくらい生活できるのか、といったところから考える必要があると思います。
私は半年から一年分の生活費として貯金は300万円は貯めよう、と目標も掲げていましたが実際にはその半分程度しか貯金できませんでした。
家計簿をつけたり貯金記録をつけていましたがなかなか現実は厳しいです。
失業給付
雇用保険に加入していれば失業給付を受けることができます。
しかし自己都合の退職なら給付までに7日間の待機期間＋2〜3ヶ月の給付制限期間があるのでその間は貯金を切り崩さなければなりません。
退職してすぐ再就職するならいいのですが、失業給付をもらってゆっくりするつもりなら手続きがけっこう面倒です。
手続きやおおよそいくらくらいもらえるのかあらかじめ調べておくと安心だと思います。
家族の理解
私は既婚者で子供はいません。
もともと夫婦共働きなので、家のローンや光熱費、食費などは夫婦で折半していました。
仕事を辞めても貯金から自分の分の生活費はこれまでと同じように払い続けます。
夫婦ともに自分の分の生活費を払えるなら何をしようと自由、というスタンスだったので特に反対もされませんでした。
変わったことと言えば、もともと夫婦で分担していた家事を主に私がするようになった程度です。
夫婦でお金や生活の価値観が共有できることはとても大切だと身をもって感じました。
辞めて良かったこと
ストレスフリー
仕事のストレスが一切なくなった、これに付きます。最高です。
仕事のために朝早く起きなくてもいいし、忙しすぎる夜勤にも行かなくてよくなりました。
現代人のストレスは99％は仕事のせいなんじゃないかと思います。
胃痛・腰痛・肌荒れが消えた
仕事をしていたときは胃痛・腰痛・肌荒れに悩まされていたのですが、それが一切なくなりました。
肌荒れは多分ストレスがなくなったことも大きいと思います。
健康が何より大事ですね。
人間関係の悩みが消えた
人間関係の悩みも消えました。
患者さんや家族、同僚看護師や医師とのやり取り等あちこちにストレスを感じていたんだなあ、と思います。
苦手な同僚と夜勤が一緒かどうか、勤務表が出たらチェックするのは看護師あるあるだと思います。
忙しい職場だったので、自分なりにやりたい看護ができないこともストレスでした。
とにかく仕事から開放されたことが天にも昇る心地です。
無職サイコー！
辞めて困っていること
収入がない
当たり前ですが仕事を辞めると収入が途絶えます。
月末に銀行口座に収入がないのに引き落としだけがあるというのは本当に嫌なものです。
なるべく自炊をして無駄な支出を減らさないといけません。
仕事をしているときからスマホで家計簿をつけていましたが、支出管理はとても大事になります。
収入がないのに口座の残高だけが減っていくというのはなかなか恐ろしいものです。
生活リズムが乱れがち
仕事をしていないと日中の疲労が少ないのは良いのですが、その分寝付きが悪くなりました。
意識して生活リズムを整えないと昼夜逆転になって日中ボーっと何もしない無駄な時間が増えてしまいます。
せっかく仕事を辞めたのに、だらだらした無職生活で健康を害しては元も子もないです。
だらだらした無食生活は終わりにして、運動したりブログや副業の勉強を頑張ります٩( ‘ω’ )و
社会的信用が皆無
これも当たり前ですが無職だと社会的信用が皆無です。
なにかの手続きの際、職業欄に「無職」と記載するのはなかなかなつらいものがあります。
当然ローンも組めませんし、クレジットカードも新たに作ることもできません。
クレジットカードを持っていないなら退職前に一枚は作っておいたほうが良いでしょう。
まとめ
仕事を辞めたことに後悔は(今のところ)ありません。
看護師をずっと続けることに疑問を持ったら、一度辞めてもいいと思います。
もしうまく行かなかったり、やっぱり自分には看護師が向いているんだ！と思ったらまた看護師に戻ることもできます。
看護師は万年人手不足なので。
「看護師の資格は一度辞めてもまた戻って仕事ができる」というのは他にはない大きなアドバンテージです。
せっかく頑張って看護師の資格を取ったのだからそのメリットはしっかり享受していいと思います。
もし自分をすり減らしてまで仕事をしているなら、違う道も考えてみてはどうでしょう。
仕事辞めて思うことは人生って自分が思ってるより、意外と自由なのかもということです。
もちろん辞める前にしっかりと貯金と失業給付等の下調べをして計画的に事を進めましょう。
それでは、また。
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