こんにちは、boo booです。
私は精神科病院で5年以上看護師を続けています。フルタイムで夜勤もしています。
ここ数年で結婚したり家を買ったり色々なライフイベントがありました。
社会的には、これから定年までバリバリ仕事をして家庭を支えるのが当たり前だと思います。
でも最近、ぼんやりとこれからの人生を考えることが増えました。
自分の人生にとって一番大切なものは何なのか、これからどういう人生を送りたいのかまとめておきたいと思います。
簡単に言うと「自由で時間に余裕のある生活」を送りたいです。
ぶっちゃけると「フルタイムの仕事辞めたい」です。
看護師という夜勤あり残業あり、そして人手不足の業界で目指せるのでしょうか。
今の仕事のつらいところ
夜勤
はじめに言ったように、今は精神科病院でフルタイムで3交代制の夜勤もしています。
夜勤回数は月によってまちまちですがおおむね5~8回くらいです。
看護師は高給取りだと言われていますが、それは夜勤の手当てが含まれているからです。
夜勤をしていないととたんに給料が安くなります。具体的に月に5~8回3交代制の夜勤をして手当が4万円から6万円くらいですね。
また夜勤をしない形態の雇用だと基本給が下がる病院もあります。
この夜勤が体力的にも精神的にもきついです。
夜勤をすると次の日が休みでもなかなか体調が回復しません。年々体の回復力が落ちてきている気がします。
日本看護協会の資料によると、「国際がん研究機関(IARC)による発がん性リスク」では交代制で夜勤をしているとGroup 2A(発がん性が恐らくある)と高いランクに設定されています。
このランクは、ヒトを対象とした疫学研究での科学的根拠は限定的であるものの、動物実験において十分な科学的根拠が認めらる場合に適用されるそうです。
また、がん以外にも循環器系への影響等様々な健康リスクがあることが指摘されています。
ところで私はアトピー体質で皮膚が弱いです。
今の病棟では、多くの患者さんにおむつ交換が必要であるため、使い捨て手袋をつけている時間が長いです。
異動してきてすぐの話ですが、手荒れから雑菌が入り化膿してしまい、熱も出てしばらく仕事を休んだこともあります。
両手同時に化膿してしまったのでガーゼの交換も慣れるまで一人でできず妻にやってもらっていました。
スマホで写真を撮るのも苦労した覚えがあります。
今でも夜勤が続くと手がかゆくなって肌がボロボロになります。
ステロイド軟膏を慢性的に塗り続けていて、副作用ですっかり手の皮も薄くなってしまいました。
フルタイムで夜勤をしながら一生働き続けるのはしんどいなあと思うようになった最初のきっかけです。
私は名の通り男性なので、美容的なところは特に気にしないのですが女性であればお肌の調子も気になるところですよね。
胃痛
胃腸はストレスと密接に関係があります。
私はストレスに弱いくせに、辛いものとコーヒーが大好きです。
そりゃ胃荒れますよね。
特に夜勤中にキリキリと胃が痛んで胃薬が手放せません。
先日胃カメラと大腸カメラをしてもらいましたが、逆流性食道炎ということです。
幸いにもそれ以上の大きな病気は見当たらなくてほっとしています。
腰痛
私の今働いている病棟では高齢者が多く、そのため患者さんの車椅子への移乗へ体位変換等で腰への負担が大きいです。
おむつ交換で腰をかがめることも負担になりますね。
今のところ慢性的な腰痛はありませんが、それぞれも年に何回か「びきっ!」と来て数日痛みが続くことがあります。
腰痛は一度ひどくなれば完全に治らなくなることもある怖いものです。
同僚でも腰痛に悩まされている人も多くいます。
ボディメカニクスという、体に負担をかけない技術はありますが、時間に追われてしまうとなかなかできないのが現状です。
ある意味職業病とも言えます。自分の体は大切にしたいです。
人間関係
今の職場は、先輩も後輩も嫌な人はいないので、同僚にはとても恵まれていると思います。
それでも少し苦手だな、という人くらいはいます。
看護師は感情労働と言われており、女性も多い中正直やりずらいときもあります。
夜勤で二人きりになるとちょっとしんどいな・・・と思うこともしばしば。
また患者さんの家族から手厳しいことを言われたり、クレームじみたことを言われて嫌になることもあります。
忙しく人数も足りていない病棟なので、家族からそのようなことを言われてもごもっともだと思うことも多いです。
それだけにつらいです。一生懸命頑張っていても質の低いケアしかできていない・・・という気持ちになってしまいまいます。
何を大切にするか
もともと私は、何もしたいこともやりたいこともなく、なんとなく食べていくために看護師の道を選びました。
でも看護師になって後悔はありません。
看護師は他の仕事にはない魅力がある素晴らしい仕事だと思うようになりました。
この仕事を通して精神的に成長できたと思っています。
看護師として中堅になり、私生活でも結婚をして去年は家も買いました。
仕事もプライベートも少し落ち着いてきて、今一番大切なものは何か考えてみました。
結論はゆっくりした時間を過ごすことです。
妻と家でゆっくり食事をする時間、自分で淹れた美味しいコーヒーをベランダからの景色を見ながら飲む時間、好きな音楽を聞きながらぼーっと本を読む時間。
これが自分の人生で一番大切だな、と思うようになりました。
つまり時間に余裕のある暮らしがしたいということです。
看護師の資格を生かす方法
私が考えるゆるい生き方をするために手っ取り早い方法がフルタイムの仕事を辞めることです。
仕事、辞めれるものなら辞めたいですよね。
ほとんどの人がそう考えると思います。
ではなぜ辞められないか。
一番の問題は間違いなくお金です。
これから先長い人生を生きることを考えると安定した雇用形態から離れることに不安はあります。
既婚者であるため妻にも迷惑がかかる可能性もあります。
しかし看護師という仕事は、一度仕事を辞めてもまたすぐに正規雇用に戻ることが可能です。
つまり失敗したらまた復帰すれば良い話です。
もちろん退職金や給与面でまったくデメリットがないわけではありませんが、自分の望む生き方を目指せるならリターンは大きいです。
とはいえある程度の貯金が必要なのは間違いありません。
看護師に限らず脱サラを考えている人は年収の半年から一年分くらいの貯金をしていることが多いようです。
もし万が一うまくいかなくても一年収入がなくても食べていける貯金があれば安心ですよね。
それにはまず自分の一年の最低限必要なお金はいくらか算出する必要があります。
夫婦ともに看護師で子供もいないので、固定費の分散ができるところは強みとなりそうです。
私の場合、住宅ローンの返済、光熱費、スマホやインターネット料金、投資(つみたてNISAとiDeCo)、食費、雑費等含めて毎月約20万円程度は必要です。
また、看護師という資格は、年齢に関わらず非正規雇用でも就職に困ることはまずありません。
時給1600~2000円くらいの仕事はたくさんあります。
これなら週4~5日の労働で最低限の生活費は賄えるんじゃないかと思います。
看護師で最低限の生活費を稼いで、空いた時間で個人でできる副業を色々試してみたいと思っています。
いつから始める?
看護師に限らず脱サラを考えている人は生活費の半年から一年分くらいの貯金をしていることが多いようです。
もし万が一うまくいかなくても一年収入がなくても食べていける貯金があれば安心ですよね。
私はもう少し余裕を持たせて現金で300万円貯金を目標にしようと思います。
毎月5万円+ボーナスをまるっと貯金すれば2年半後に300万円になる計算です。
ということは2024年末に仕事を辞めることができるはずです。
ちなみに今は貯金ほぼゼロです。
無理して去年家を買うというある意味暴挙に出てしまったためです。
家を買うにあたって家具やらなにやら予想外の出費がありました。
固定費の削減はできるところまでしたので、後は食費と趣味に使うお金を節約して貯金がんばります。
まとめ
この記事ではアラサー既婚者が無謀にもフリーターを目指すことを綴りました。
シンプルにまとめると以下のようになります。
●まずは300万円貯金する
●正規雇用の仕事を辞めて時短で働く
●ダブルワークをする
正直、コミュ障の自分が慣れた職場から離れて本当に大丈夫なのか不安はあります。
というか正直不安しかありません。
ブログやTwitterで宣言してしまっていいのか悩みました。
途中で挫折するかもしれません。自信なんてどこにもありません。
それでも一度、今までとは違う人生を歩んでみたいと思うのです。
これからも、看護師の色んな生き方についてブログで綴っていきたいと思います。
よろしくお願いします。
それでは、また。
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