正社員を辞めました。看護師アルバイトでゆっくり週休3日生活。

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こんにちは。boo booと言います。

看護師は面倒な人間関係や夜勤の不規則な生活、残業などが多い仕事です。そのため、日本の医療現場はさまざま要因で疲弊していると感じます。

私は約8年間、病棟看護師をしていましたが、2年ほど前に退職しました。

30代なかばになり、自分の人生ずっとこのままでいいんだろうかと疑問に思ったからです。

夜勤や残業続きの生活はもう嫌だ

今は、「お金の余裕よりも時間の余裕を大切にしたい」というスタンスで週休3日のアルバイト生活をしています。

今回は、看護師の週休3日のアルバイト生活とはどんなものか、メリットやデメリットを解説します。

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過酷な病棟生活時代

私は長く精神科で病棟看護師として働いていました。上司や同僚も良い人が多く、雰囲気は比較的良い職場でした。

もちろん、苦手な人もいましたが、人間関係には恵まれていたと思います。それでも夜勤で生活リズムが乱れたり、精神的なストレスも多くありました。

情報収集に30分前に出勤するのは当たり前でしたし、30分〜1時間程度の残業は普通でした。

30代半ばになると仕事の疲れがなかなか抜けなくなり、心の余裕もなくなっていたと思います。

仕事を辞めた理由

そこで、思い切って仕事を辞めることにしました。

まとめると理由は2つです。

  • 今後の人生をゆっくり考えたい
  • 看護師以外の働き方を探したい

貯金と失業給付を使いながら、自分のこれからの人生をゆっくり考えたいと思いました。

半年ほど無職期間を謳歌しましたが、朝ゆっくりとコーヒーを淹れたり、ぶらぶら当て所なく散歩したりといった体験が本当に心地良かったです。

これが自由だと感じました。私はこういう生き方をしたいと強く思いました。

ミニマムな生活をはじめる

ある程度の貯金はありましたが、当然仕事をしていたときより節約しなければなりません。

そこで、実際に物が減らしてミニマムな生活をすると、いいことがたくさんあると気づきました。

  • 本当に大事にしたい物がわかる
  • 物の管理が最小限になると頭が常にスッキリする
  • 掃除の手間が減る

私は服や靴、ガジェット類が好きでよくお金を使っていましたが、売れるものはメルカリで売って必要最小限にしました。そうして数を厳選することで、残った本当に大切なものを大事に使おうという気持ちになりました。

ミニマリストの本を何冊か読みましたが、ミニマリストの本質は「大事にできるものを厳選する」ことなんだと実感できました。

とにかくものが少なければいい、このすっからかんの部屋を見ろー、という自己アピールが過ぎるというミニマリストに対するイメージがありましたが、それはちょっと違うのかなと。

この「身軽になる自由さ」を大切にしたいと思うようになりました。

物が多いと、掃除の頻度や手間も増えるし、探し物をする頻度も増えます。

脳は一日のうちにたくさんの判断をします。無駄なことに費やす脳のリソースを減らすことで、落ち着いた気持ちで一日を過ごせるようになりました。

節約したり物を減らしたりすることで、貧しい気持ちになるどころかむしろ心が豊かに感じるようになったのです。

ミニマムな生活こそ、心の平穏を維持する秘訣だと思いました。

看護師アルバイトの給料

まずは最低限の生活費を稼ぐため、週4日程度、看護師のアルバイトを始めようと思いました。

今の介護施設は時給約1800円ですので、週4日の給料は約24万円です。手取りだと20万円くらいになります。

時給1800円×8時間×17日=244,800円

正社員で病棟看護師をしていたときは、手取りで30万円近くあったので、月10万円近く減ったことになります。また、ボーナスもないため年収にすると200万円近くの減少です。

しかし私は、大きなプレッシャーを抱えながら夜勤や残業をしていたときよりも、今のほうが圧倒的に幸せです。

アルバイトの仕事内容

今は高齢者施設で日勤のみで働いています。

仕事内容は以下の通りです。

  • おむつ交換、食事介助などの介護業務
  • 経管栄養
  • 褥瘡処置
  • ときどき点滴
  • 記録

今働いている事業所はおむつ交換や更衣などの介護業務もあります。

介護業務はなるべくしたくない、という看護師も多いみたいですが、私はあまり気になりませんでした。

むしろ介護業務がないと暇すぎて逆につらいです。

朝はギリギリの出勤でOKですし、定時でピッタリ帰れます。

病棟看護師時代のように、委員会活動や看護研究などはありません。

看護師がアルバイト生活に向いている理由

正直、看護師でなければ週休3日のアルバイト生活は難しかったかもしれません。

その理由について解説します。

  • 高時給の求人がある
  • 正社員に戻ることもできる

看護師は給料が特別良いわけではありません。むしろ夜勤をしてやっと人並み、といったところです。

日勤だけだと年収400万円切るところも

年齢が上がるにつれて、同年代のサラリーマンとの収入の格差は開いていきます。今巷では賃上げの流れがありますが、医療・看護業界では夢のまた夢です。

しかし、アルバイトであれば都会なら時給1800〜2000円程度の求人もあります。

週4日のアルバイトでも、生活費を切り詰めれば生活していくことは可能です。

また、普通の会社員なら、一度正社員を辞めてアルバイト生活をするのはかなりハードルが高いと思います。

看護師は国家資格で万年人手不足であるため、アルバイトや無職期間があっても、再度正社員にも戻りやすいです。

一度試してみて「やっぱり節約生活は合わない」「ある程度忙しくてもお金がほしい」と思ったならまた正社員に戻ればいい話です。

大事なことは、自分の人生の価値観をしっかり見定めることだと思います。

アルバイト生活のメリット

アルバイト生活の具体的なメリットを見ていきましょう。

働く時間をコントロールできる

アルバイトや派遣労働だと、「今月はお金がほしいから多めに働きたい」「ゆっくりしたいから少なめに働こう」といったことがある程度自分でコントロールできます。

子育てをしている人や副業をしたい人には大きなメリットです。

仕事の負担が少ない

アルバイトだと、看護研究や委員会活動は基本ありません。

時給制なので、出勤時間もギリギリでOKですし、残業もない場合がほとんどです。

人間関係も密になりにくいので、心身の負担はかなり少ないです。

健康になる

労働時間が少なくなり精神的にも負担が少なくなるので健康になります。

私はアルバイト生活を始めてからアレルギーや手荒れもずいぶん良くなりました。夜もよく眠れるようになりました。

人間健康が一番大切ですね。

空いた時間を有効活用できる(趣味・副業)

空いた時間を自分の好きなことに有効活用できます。

副業で収入を増やすもよし、趣味の時間を確保するのもよし。

私は現在、Webライターの副業をほそぼそと続けています。

もともと、看護師以外の仕事をしたい、と思ったことがきっかけです。

医療業界以外の世界を知らない30代なかばのおっさんが転職は難しいと思ったこと、副業なら看護師をしながらでもできることから、在宅でできる副業としてWebライターを始めました。

もともと文章を書くことは好きでしたし、ブログをやっていたのでなんとなく始めてみました。

Webライターの始め方については別記事を御覧ください。

看護師のおすすめの副業 Webライターの始め方【初心者から月3万円】

アルバイト生活のデメリット

もちろんアルバイト生活にはデメリットもあります。

詳しく説明します。

収入が減る

働く時間が少なくなる分、当然収入も下がります。正社員時代と比べると年収で約200万円の減少です。

  • 正社員時代の年収:約500万円
  • アルバイトの年収:約300万円

今現在の収入だけでなく、昇給もなく、年金や退職金もなくなるため将来の収入も下がります

ここが一番不安になるポイントではないでしょうか。

副業でカバーするか、支出を減らして少ない収入でもしっかり貯金できる家計管理が求められます。

お金の不安を減らすことが大事

社会的信用が少ない

アルバイトは正社員に比べて社会的信用が少ないです。ローンや賃貸の契約の際に不利になったり、契約がそもそもできない可能性があります。

  • クレジットカード作成
  • ローン審査
  • 賃貸契約

また、知人や家族から反対されたり不安に感じられることもあるでしょう。

とくに家族の信頼や協力は大切です。私は既婚者ですが、正社員を辞めるとき、妻はあっさり賛成してくれました。今の自由な生活は妻の協力と理解があってのことです。

理解してくれる家族に感謝

アルバイト生活を始めるために必要なこと

アルバイト生活を始めるために、これまで見てきたようなデメリットをカバーする必要があります。

アルバイト生活では、収入面の減少が大きな問題となります。

お金の管理は生きるうえでの必須科目です。ここを押さえずして平穏な暮らしはありえません。

そこまで難しい話ではないので、順番に見ていきましょう。

家計簿をつける

家計簿をつけて支出を管理することは、少ないお金で豊かに生きるために必要な技術です。

今はスマホアプリでかんたんに家計簿を作成できます。私は「らくな家計簿」というアプリで家計簿をつけています。

らくな家計簿

はじめは面倒に思うかもしれませんが、支出の管理は生活費の削減に必須です。

毎月の支出を見える化することで、どれくらいお金があれば不満なく生きていけるかがわかるようになります。

現役のうちから家計管理をして生活費を削減できれば、老後の生活費の不安も少なくなるでしょう。

固定費の削減

  • 家賃・住宅ローン
  • 光熱費
  • 通信費
  • 保険

固定費の削減は、生活費の中で最もインパクトが大きいです。

これらの固定費は、一度見直せば毎月効果があるからです。

とくに、スマホをドコモなどのキャリアを使っている人は、ahamoや格安SIMに変更すれば毎月数千円の固定費の削減になります。

また、不要な保険はないか見直しましょう。

日本には手厚い医療保険制度があります。民間の医療保険は本当に必要かよく検討しましょう。また、貯蓄性のある保険は手数料がとんでもなく高いです。

私は子なしの共働きの夫婦二人暮らしなので、民間の保険には家の火災保険と格安の看護師賠償責任保険しか加入していません。

不要な保険は解約してその分、貯蓄して備えましょう。

アルバイト求人の探し方

私は転職サイトのと求人ボックス・Indeedなどの求人検索エンジンで探しました。

正社員の求人は、転職エージェントを利用してマッチングをしてもらうことが基本ですが、転職エージェントはアルバイト求人がほとんどありません。

とくに、転職サイトのジョブメドレーはアルバイト求人の数も多く、無料の会員登録すると履歴書や職務経歴書の作成がかんたんにできるサービスが利用できるのでおすすめです。

登録は公式サイトからできます。

くわしくは、別記事で解説しています。

看護師転職サイト「ジョブメドレー」で再就職したので使い方解説【メリット・デメリット】

まとめ

  • 時間の余裕を優先するかお金を優先するかは価値観次第
  • 家計管理や副業でお金の不安を減らせる

時間の余裕を大切にしたい人はアルバイト生活も悪くないと思います。

もちろん、アルバイト生活は給料が少なくなるというデメリットがあります。そのため、家計管理をして少ないお金で生活できるスキルを身につけることが大切です。

生活費を削減できれば、老後の不安も少なくなるでしょう。

看護師という仕事は夜勤や残業もあり、ストレスも溜まりやすいです。しかし、国家資格で需要もあるため、いろいろな働き方を選択できるという強みもあります。

看護師という持ち味を活かそう

大切なのは、自分の人生で何を大切にしたいか明確にすることだと思います。

私の体験が誰かの参考になれば幸いです。

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