看護師の派遣ってどうなの?働き方とメリット・デメリット

こんにちは、boo booです。
私は看護師として病院で働いていましたが今は退職して失業給付をもらいながら記事を書いています。
私は失業給付が切れたら仕事をしなければなりませんが、ブログを継続したり副業を始めたいのでフルタイムではなくまずは時短で働こうと考えています。

そこで看護師の「派遣労働」について調べたことをまとめたいと思います。

派遣ってどんな働き方なのかな?

派遣でフリーランス的な働き方をしている人は、正規雇用者と比べて少数派だと思います。
まずは派遣労働のメリットやデメリット、制度について理解することが必要です。

目次

派遣労働問題

一時期ニュースなどで派遣労働者問題が取り沙汰されていました。

正規雇用者との格差
正規雇用を望むのに雇ってもらえない
不安定な収入

などが主題だと思います。
最近でも「同一労働同一賃金」というキーワードをよく耳にします。
逆に言うと、派遣社員は同じ内容の仕事をしていても同じだけの賃金はもらえていない、ということだと思います。

派遣労働とその他の働き方の違い

派遣労働とは、派遣会社に雇用されそこから希望に合う職場を選んで働くことになります。
給料も派遣先ではなく派遣会社から支払われることになります。
派遣会社に登録すると、派遣会社より研修などがある場合があります。
今では色んな派遣会社のサイトがあり、ネット上で希望の職場を探したりエージェントに相談することもできます。

派遣で働くまでの流れ

①ネットで派遣会社に登録する
②仕事を探す
③LINEや電話相談もできる
④希望にあった職場に応募する
⑤働く

サイトによっては、登録しなくても検索してどんな仕事があるのか探すこともできます。
気に入った仕事を見つけてから登録するのもいいでしょう。

一般的な派遣労働者と看護師の派遣の違い

正規雇用になることが容易

看護師は「派遣労働=不安定」という最大のデメリットが小さい

派遣労働者が安定した正規雇用を望むのになかなか雇ってもらえないという問題があります。
日本は正規雇用者の権利や社会福祉が恵まれていること、安定した雇用を望む人が多いと思います。
どうしても派遣労働者は不安定で将来に不安があるというイメージが強いですよね。

しかし看護師という国家資格を有しているなら、中高年やブランクがあっても正規雇用の仕事を探すことは容易です。
私も新卒で半年で退職しましたが、間を空けずに再就職先をすぐに見つけることができました。
いくつか内定をもらってその中から選ぶこともできました。

職場に慣れるまで時間がかかる

例えば工場ライン工のような単純作業の仕事であれば派遣で職場が変わったとしてもそれほどすることに違いはないかもしれません。
しかし看護師は派遣とは言え、基本的に患者さんや利用者さんと対応する仕事です。
そのため職場が変わると、やっと患者さんや利用者さんの既往歴や人となりを覚えてもまた最初からになります。
(職場によっては「今日の点滴をひたすら作って!」みたいな単純作業を割り振られることもあるようです。)

派遣看護師の働く場所

法律で医療機関での派遣は原則禁止になっています。
そのため、派遣看護師が働く場所は健診センター、社会福祉施設、介護施設が多いです。

例外として産休中の看護師の代行や後述する紹介予定派遣(将来的に正社員雇用することを前提の派遣)であれば病院等の医療機関でも派遣として働くことができます。

これからの日本は多様な働き方が求められる

終身雇用の崩壊?

日本の終身雇用が成り立たなくなってきていると言われています。
少子高齢化によるところが大きいですが、看護師の世界にもこの流れは無視できないと思います。
もともと看護師の労働環境はブラックであることが多いと言われています。
SNSでも毎日しんどい想いをしながら仕事を続ける同業者が多く目につきます。
私もそうでしたが、特に新卒だとその環境が異常だという判断もできないし、「新卒ですぐ仕事を辞めるなんて人生落第だ」みたいに考えてしまうんですよね。

仕事行くのしんどい・・・もう消えたい


看護師は新卒で1年未満で退職してもなんとかなります。
さすがに選べる職場の数は少ないですが、仕事が見つからない、なんてことはないです。
一つの職場しか知らない人よりも、転職経験がある人のほうが安定した人生を送ることができると思います。
もちろん派遣のような働き方や時短での働き方は将来のこともしっかり考えておかないと年金が少ないなどの問題もあります。
家計管理やお金の勉強も少しずつしていきましょう。

派遣労働の種類

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種類備考労働期間
登録型派遣派遣先で働く毎に雇用契約を結ぶ。一般的な派遣のイメージ。単発から長期(最大3年)
常用型派遣派遣会社と常に雇用関係にある。期間の制限なし
紹介予定派遣 派遣期間が終わるとその後は直接雇用されることが前提。単発から最大6ヶ月

派遣労働は大きく分けて3つの形態があります。
それぞれ働き方が異なるので、順番に解説していきます。

登録型派遣

派遣会社から仕事を紹介してもらい、希望に合う仕事が見つかったら派遣会社と雇用関係を結びます。
仕事を決める毎に雇用契約を結ぶことになります。
派遣先での労働期間が終了したらいったん雇用関係は終わります。
一般的な派遣労働はこの登録型派遣のイメージですね。

常用型派遣

登録型派遣とは違い、派遣会社の社員として常に雇用されている形になります。
派遣先での労働期間が終わっても派遣会社との雇用関係は継続しています。
そのため派遣先が見つからない場合は派遣会社から継続して給料が支払われます。
看護師の場合は派遣先が見つからない、ということはないでしょう。

紹介予定派遣

派遣としての雇用期間は最大6ヶ月となります。その後は直接雇用することが前提の働き方となります。
直接雇用と入っても正規雇用とは限らずアルバイトの形も含むことに注意が必要です。
看護師の派遣は医療機関(病院やクリニック)は禁止されていますが、紹介予定派遣であれば医療機関でも働くことができます。

将来的には正規雇用で働きたいが、まずは職場の人間関係や雰囲気を知りたい、という人には良いと思います。

派遣看護師が向いている人

いきなり正規雇用は不安な人

介護施設や社会福祉施設で働いてみたいが、これまで病院でしか働いた経験がない人は派遣で短期間働いてみるのも良いと思います。

ダブルワークしたい人

看護師意外の仕事に興味があったり、副業にチャレンジしたい人は労働時間の調整ができる派遣は向いていると思います。
看護師の労働環境は古い体質のところが多く、未だに副業禁止がほとんどだと思います。

職場の人間関係に疲れた人

派遣看護師は正規雇用の看護師と比べて一つの職場で短期間しかいにないですし、病棟で働く場合でも委員会やリーダー業務をすることはないので良くも悪くも深い人間関係になることは少ないです。

派遣看護師のメリット・デメリット

メリット

リーダー業務がない
看護研究や委員会がない
残業がない
人間関係が密ではない
ブラックな職場に当たってしまったときのリスクヘッジ
時給高め(教育にかけるコストが少ないため)

デメリット

年功序列で給料が上がらない
ボーナスがない
6ヶ月以下なら有給もない
ローンを組みにくい(社会的信用が少ない)
単発だと社会保険の加入に制限あり
慣れた頃に職場が変わる

まとめ

看護師には幅広い働き方がある
時代の変化に柔軟に対応する

派遣で看護師をすることにはメリットもデメリットもあります。
私は社会的な信用のなさからなんとなく派遣で仕事をすることにマイナスイメージがありました。
しかしこれからの時代は多様な働き方が求められると思います。
時代の変化に適応できること、行動できることが一番大切だと今では思います。
看護師という資格は働き方に幅広い選択肢があります。
せっかくなので自分にあった働き方を探していくことが大事だと思います。

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