こんにちは。boo booです。
看護師という仕事は患者さんはもちろん同僚や医師とのコミュニケーションが重視される仕事です。
私はコミュニケーションが苦手ないわゆるコミュ障です。
看護師という仕事をしていて、コミュニケーションで苦労することはたくさんありました。
それでもなんとか約8年程度看護師として働いてきました。
コミュ障でも看護師と上手にやっていく方法と職場選びについて解説します。
- 苦手は他でカバーする
- 環境を変えることも大事
焦らないために勉強(している姿勢)でカバー
- 頑張っている人は応援したくなるもの
- 応援してもらえる、努力を評価してもらうことで自信もつく
私も元来そこまで勉強できる方ではありません。
ごくごく当たり前の事前学習+α程度で良いと思います。
患者さんが知らない薬を飲んでいたから調べておこう、明日はこの手技が必要なので予習しておこう、もう少しこの疾患について掘り下げておこう、などなど。
周囲に「学習をきちんとしている」「努力をしている」と思ってもらえれば自己肯定感もあがります。
先輩に教えられたことや勉強した資料をまとめていつでも取り出せるようにしておくと効果的です。
丸暗記していなくてもそれを取り出せばきちんと勉強していることがわかってもらえます。
しっかり自己学習をしていれば仕事中に焦ることも少なくなります。
上手な質問の仕方を身につける
- 確認してから質問する
- 自分の意見を添えて質問する
- 相手に敬意を払う
わからないことはそのままにせず、聞くことも大事です。
わからないことはできればその場で確認して解決したほうが良いです。
今話しかけてもいいのかな・・・
どうしても「一度自分で調べてから聞かないと」と思ってしまいがちですが、後回しにすることでミスが起きたり、対応が後手に回ることもあります。特に新人でまだ仕事に慣れていないと、どんどん質問したいことが溜まってしまいすべて処理できなくなってしまいます。
それでミスをして「なぜ確認しなかったの」と叱責されると本当につらいですよね。
しかも忙しそうにしていたからどうしても聞けなかったという場合も多いと思います。
そういうときは「◯◯のことで聞きたいことがあるんですけど今いいですか?」とワンクッション置くと話しやすいです。
また「◯◯だと思うんですけど、これで合っているでしょうか?」など自分の意見や考えを添えて質問するようにすると相手にとっても応えやすいと思います。
もちろん忙しい中で相手の時間を使って質問に答えてもらうわけわけですから、きちんと相手に敬意を払ってお礼を言葉で伝えましょう。
自分の傾向を知る
もしコミュニケーションがうまくいっていないなら、どういう場面でそうなるのか自分を分析しましょう。
自分の傾向を知ることで対策したりうまく避けたりすることができるかもしれません。
反射的な「大丈夫です」
私の場合は、先輩や同僚看護師に、仕事の進捗具合や困っていること、手伝いが必要か聞かれるとつい反射的に「大丈夫です」と言ってしまう癖がありました。
それで結局一人で手が回らなくなってしまうことも。
このようなタイプの人は、自分が今していることを端的に言語化するように意識すると良いかもしれません。
「今◯◯をしていて、ちょっと◯◯の部分が時間がかかってしまいそうです・・・」
みたいな感じ。
コミュ障的視点で職場選び
人と関わるのが苦手でも働きやすい環境とはどんなところでしょうか。
働く場所・勤務形態をそれぞれ解説します。
働く場所
●精神科
●急性期・救急病棟
●介護施設
●訪問看護
●クリニック
精神科
コミュ障だからこそコミュニケーションを学びたい!という人にはいいかもしれません。
患者さんもコミュニケーションが苦手で社会的に困っている人が多いため、相手の立場になった関わりができると思います。
私はキャリアのうち多くを精神科看護師として過ごしましたが、精神科はコミュ障でも働きやすいと思います。
ただ、精神科の患者さんで急性期の症状の激しい患者さんは普通に怖かったりします。
救急対応している病院よりは慢性期メインの病院の方が働きやすいと思います。
その分慢性期対応のみの病院は給料は安い傾向があります。
急性期・救急病棟
気の強いスタッフも多いが淡々と自分の仕事をしたいという人もはいいかもしれません。
忙しい分、ピリピリした空気も強い傾向があります。
気が優しく真面目なタイプには不向きだと思います。
私は新卒で入った急性期病院がブラックで半年で退職しました。
介護施設
施設看護師は看護師の人数が少なく介護スタッフとコミュニケーションを取ることが多いです。
看護師と介護士はどうしても仕事をする上での視点が異なってくるので、それが原因でギスギスしてしまうこともあるようです。
しかし病院に比べ生活の場であるのでプレッシャーは少なくその点では働きやすいでしょう。
訪問看護
訪問看護師は基本的に一人で行動するので、職場でリーダーや医師とのやりとりが苦手でも患者さんとのコミュニケーションは楽しい!と思える人にはいいかもしれません。
ただし、現場で自分一人で判断する必要があるのである程度の経験が必要です。
クリニック
事務的な作業が多く淡々と仕事をしたい人には向いていると思います。
医師や看護師の数も少ないため合わない人がいるとしんどいかもしれません。
救急病棟のようなピリピリした空気が苦手な人にはおすすめです。
働き方
●時短・派遣・アルバイト
●夜勤なし
時短・派遣・アルバイト
給料は安いですが、空いた時間で看護師以外のダブルワークをするという方法もあります。
募集にはある程度(3〜5年)の病棟での勤務経験が必要な場合があります。
社会保障が薄いので年金や投資など将来に対する金融知識を身につけることをおすすめします。
夜勤なし
夜勤は忙しく看護師の人数も少ないためコミュニケーションが少ないと思えるかもしれませんが、人数が少ない分チームワークが重要で密な人間関係になりがちです。
だいたいどこの病院で夜勤の看護師の人数は2〜3人、多くても4人程度だと思います。
もし苦手な先輩一緒の夜勤なら生きた心地がしないことも。
コミュニケーションが苦手だったり苦痛に思う人は、夜勤がない方が働きやすいと思います。
ただし、夜勤をしないとなると手当がなくなる分給料は安くなります。
働きやすさと給料はトレードオフ
働きやすさと給料どちらを取るか
ここまで見てきたように、働きやすい環境はその分給料が安めであることが多いです。
個人的には毎日しんどい想いをして働くくらいなら、給料が安くてもゆっくり落ち着いた生活を手に入れた方が幸せになれると思います。
自分にあった働き方をじっくり探しましょう。
まとめ
コミュ障は他者に配慮できるということの裏返し
コミュニケーションが苦手な人は私を含め「今声をかけてしまったら迷惑じゃないかな?」と心配になってしまうケースが多いように思います。
医療現場はいつも人手不足で忙しいためどうしても声をかけるとき気を使ってしまうんですよね。
でもそれは見方を変えれば他者に配慮ができるということでもあります。
コミュ障だと自分で思っていてもそれは短所ばかりではありません。
その優しさはきっと看護師として大事な素養だと思います。誇って良いことです。
だから自分がコミュ障で仕事ができない、なんて思う必要はないですよ。
コミュニケーションでたくさん悩んでがんばっている人は、自分が先輩になったときにきっと後輩に優しくできると思います。
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